4月に入り新生活をスタートした方も多いこの季節、電子レンジや冷蔵庫はもちろん、コーヒーを淹れたりカップ麺を作るためのお湯を沸かす電気ケトルも欠かせない家電の一つではないでしょうか。
おしゃれな電気ケトルといえばBALMUDAの電気ケトルですが、それにも劣らずおしゃれでなおかつ高機能・安価の電気ケトルをご紹介します。
山善 YKG-C800-E
ご紹介するのは山善のYKG-C800-E。
見ての通り非常にスタイリッシュなデザインで、BALMUDAの電気ケトルをスリムにしたような印象のフォルム。
ただこの電気ケトル、ただおしゃれなだけではありません。タイトルにもある通り1℃刻みで温度を調整できるのです。
コーヒーやお茶をいれるお湯には最適と言われる温度があります。
このように飲み物によって最適な温度が30℃以上も変わってくるため、ケトルで様々な飲み物を入れる人にとって温度調整機能は本当にありがたいです。
沸かし方
電源を入れたのち、プラスボタンとマイナスボタンで温度を設定すると勝手に加熱が始まります。
とにかく100℃で沸騰させたいという方は右下の沸騰ボタンを押せば沸騰させてくれます。
また左上にある温度選択を押せば、6種類のプリセットされた温度(60℃、70℃、80℃、85℃、90℃、95℃)から沸かすことができます。
ケトルの土台兼スイッチは黒の鏡面という非常に美しい仕上げになっています。
少し指紋も目立つ感じもありますが、物理ボタンがなく掃除もやりやすいためよく考えられたデザインだなと感心させれますね。
また加熱中は現在の水温が何度なのかも表示してくれます。この表示が自分の設定した温度に近づいてくるとケトルから「カチカチ」という音が鳴り、「ああ、いま温度を調整してくれてるんだな」と非常に愛着まで湧いてきます。
そして加熱が終了するとケトル台からピッと音が鳴り終了をしらせてくれます。
加熱後に温度を測ってみるとこのように(少し見にくいですが)しっかりと93℃で止まってくれています。
だいたいコーヒーに適した温度がこれくらいなので、いつもなら沸騰したお湯を容器に移し替えたりして冷ましていた手間がなくなりとても楽チンになりました。
使い勝手
実際に淹れてみるとその使いやすさに感動しました。
細口の注ぎ口なので、湯量が一定でハンドドリップにすごく適しています。そして何よりも持ちやすく、注ぐお湯が暴れないので自分の注ぎたい場所にしっかりと注いでくれます。
その持ちやすさの一因としてこのグリップです。
少し斜めになっている点と、グリップ上部のへこみが持ちやすさを持ちやすさを向上させています。
このようにう自分でも無意識のうちにグリップのへこみ部分に親指を置いていました。
そのおかげで力を入れやすかったです。
まとめ
今までは100℃に沸騰させることしかできないケトルを使っていたのですが、その際に沸騰したお湯をコーヒーサーバーに戻して冷ましたあとまたケトルに戻すという非常に面倒臭い手順を踏んでからコーヒーを淹れていました。
ですがこのケトルを購入したおかげでその手順がなくなり、コーヒーを入れるまでの手順がとてもシームレスになり快適になりました。
少し良くない点としては、蓋が固く非常に開け閉めがしづらいということです。
蓋と持ち手部分と金属の部分が一体になっておらず、回して外そうとすると持ち手部分だけが回ってしまうという仕様になっており、また金属部分自体もケトル本体にぴったりのサイズ作られているため開けるのにも力が要ります。
確かに、そのおかげで蓋が外れて手にやけどを負うというリスクは少なくなってはいるんですが、個人的にはもう少し開けやすくして欲しかったですね。
ただその点を差し置いても非常に満足しています。
6600円という、BALMUDAの半額に近い値段で購入できるのも最高です。
電気ケトルといえば、沸騰までが早いT-FalとデザインがいいBALMUDAというイメージがありますが、そこにこの山善の電気ケトルが割って入ってくるんじゃないかと期待できるほどのクオリティでした。